国内初の「電動移動販売車」の実証走行試験開始について

株式会社東京R&D(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:小野昌朗)は、3月5日(月)より、つくば市内において、国内初※1の電動移動販売車の実証走行試験を開始いたします。この電動移動販売車は、当社が、環境省「平成23年度地球温暖化対策技術開発等事業(委託事業)※2」で採択された「配送用トラックのEV化技術の開発・実証」事業として開発したもので、今回の実証試験では、北関東を中心にスーパーマーケットを展開する株式会社カスミ(本社:茨城県つくば市、代表取締役社長:石原俊明)の協力のもと、カスミが営業する「移動スーパー」として、約1年間、つくば市内で実際に走行を行います。

この「配送用トラックのEV化技術の開発・実証」事業は、トラック用EV化改造キットの開発と早期普及が可能なビジネスモデルの構築を目的に、東京アールアンドデーと財団法人エネルギー総合工学研究所(所在地:東京都港区、理事長:白圡良一)が共同で進めています。

現在のところ、既存トラックのEV化改造は十分に実用化が進んでいません。東京アールアンドデーでは、今回の実証走行試験の結果を基に、改造EVトラックの普及に有効な仕様(スペック)の検討と総合的な分析を行い、事業展開が可能なビジネスモデルの構築を目指します。

◆移動販売車仕様

*1当社調べ

*2地球温暖化対策技術開発等事業について

環境研究・環境技術開発の推進戦略を踏まえ、エネルギー起源二酸化炭素削減技術の開発成果の社会還元

を加速しグリーンイノベーションを推進するため、技術開発の成果を社会実装する実証研究、他の環境問題と

の間のトレードオフを解消する研究開発、その他早期に実用化が必要かつ可能なエネルギー起源二酸化炭素

の排出抑制技術のうち現状の取組が不足している開発を通じて、地球温暖化対策を推進することを目的とした

もの。