VEMAC 通信 Vol.11 2005-6-7 発信

早いもので梅雨の季節もそこまで・・・
年々1年の経過が早くなるのは、人類の謎でもありますね。年齢と共に欲張りになるのは向上心なのか、情報過多なのか、今はやりのスローライフに憧れながら、それじゃ仕事が進まないと焦る自分も居たりします。
前回、お知らせしたようにVEMACは俊足です。選んで頂ければ、ご自分の時間が増えること請合いです。(笑) 
さて、今回のVEMAC通信は文章作成に悪戦苦闘する我々を見かねて、暖かい援助の手が差し伸べられました。
実は、VEMACオーナーのお一人でもある、某出版社に勤務されるNさんから随筆をお送り頂きました。
さすがに普段から文章に接していて、なおかつ無類のスポーツカー好き。端々に豊富な知識が滲み出ます。

◆車の目玉◆
 一連のBMW各モデルを始めとして、最近のニューモデルはどれも吊目の「怖い顔」をしていると思いませんか?こんな世智辛い世の中、せめて街を走る車くらいもっと優しい表情でも良いと思うのは私だけでしょうか。

 こんなに「異形ランプ」ばかりになる前は、車のヘッドランプは丸形で、2灯式が直径180mm、4灯式が直径130mmと決まっていました。その条件の下で車にどんな表情をもたせるかがデザイナーの腕の見せ所だったのです。車のヘッドランプには
「高さの規制」があります。スポーツカーのノーズはなるべく低くしたいところですが、この規制があるため無闇に低くできません。そこでデザイナーが編み出した解決策が「リトラクタブルヘッドランプ」だったのです。ロータス・エランが典型例ですね。しかし、この手法はコストがかかり、重量も嵩みます。ですから、廉価型スポーツカーであるオースティン・ヒーレー・スプライトなどはヘッドランプを固定してしまったために、あの愛嬌ある表情が生まれたわけですね。

 
一方、レーシングカーはなるべく空気抵抗を減らしたいわけですね。そこで、ヘッドランプをフェンダーにやや奥目に取り付け、フェンダーのラインを損ねないように透明なカバーを付けることが流行になりました。1951年のジャガーCタイプ、55年の
メルセデス300SLRあたりが端緒だと思います。スポーツカーレースは伝統的に長距離耐久レースが多いですから、夜間走行用に4灯式ヘッドランプをカバーしてしまうフェラーリP4やポルシェ910なんかが出てきて、その頃に少年時代を送った私などは、まさにそれが「高性能の証」だと刷り込まれてしまったんですね。


 さて、VEMACです。「タイムレス・デザイン」を謳うVEMACはその「高性能の証」であるヘッドランプカバーを採用しています。おどろおどろしい表情にならず、さらりと高性能を主張していて、とてもグッドルッキングだと思うのですが...。ただ、そのヘッドランプカバーにも弱点があります。まず、内側が汚れたり曇ったりして、掃除が面倒なことが挙げられます。つぎにカバーによって光線が屈折したり乱反射して、ヘッドランプの機能として問題がある場合があります。VEMACはいずれの問題も解消されています。内側の汚れや曇りについては、カバーをボディに接着してしまうことで解決しました。雨の中に駐車した後、多少の曇りが認められることもありますが、機密性と換気性のバランスが良いのか、しばらく走ると曇りは消え、痕も残りません。また、カバーの平滑度や均厚度がよほど良いのか、光線の屈折や乱反射は感じることはありませんね。ただ、昔は明るいと思った沃素H4ランプも、最近のHIDランプにはやや見劣りすることも事実です。最近では後端が短いHIDバルブも出回ってきましたから、VEMACに装備も可能かもしれませんね。

 
ともあれ、「優しく高性能」なVEMACの表情は、オーナーのPride & Joyと言えましょう。
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